1930年〜1940年代の16型懐中時計のエルジンになります。国産の精工舎プレシジョン（19セイコー）より一回り小さいモデルになります。文字盤は琺瑯製でアラビア数字、ELGIN表示、時分針の大きさがエレガントな佇まいのスッキリした個体です。19セイコーを見慣れていると19セイコーには悪いですが優雅さと気品が漂っています。19セイコーごめんね。ムーブメントの作りも国産と舶来では、違いが分かります。特に装飾のメッキの色から違う様に思います。（思い込み大です）懐中時計は装着場所の違いもありますが、防水、防塵性は殆どありません。まして重量がある為、落下させてしまう可能性があります。当時のテンプには耐震装置は付加されていませんので、高確率で天真が折れます。心も折れます。100%の確率で。その為だと思いますが、当時には、保護カバー（サック）が流通していました。当時の新品がございますので是非使って下さい。装着後の姿も中々可愛くなってると思いませんか？出品の個体は琺瑯文字盤のひび割れ、欠けも無く、風防も綺麗です。ケースは使用傷がありますが、衣装（保護ケース）を着せてあげるとピカピカです。修繕履歴は過去に施しを受けていますが、時間が経っています。平置きの日差は2、3分程です。姿勢差はあります。私は、腕時計が似合わない手首をしていますので（泣き）懐中時計を相棒にする事が多くあります。財布は軽いですが、懐中時計の重さは心地よいです。車に乗る時は、計器の追加の様に使っています。寝る時は枕元で、心地よい鼓動を聴いて眠れません。 令和の時代をノスタルジックにさせてくれる相棒を見てあげて下さい。