有田焼の窯元において、絵付全てにおいて最も素晴らしいと感じる貴祥窯の染付海老水草文 変形長角皿を出品します。 本作品は10年以上前の作品とのことで今は販売していません。 さて、貴祥窯と言えば、高級旅館や料亭は貴祥窯の皿でなくては料理が盛れないと言われるほど、素晴らしい作品を製作しています。 初期伊万里、延宝、元禄といった古伊万里を忠実に再現している窯元であり、今回の出品物は延宝期(1660年～1680年)の延宝古伊万里にあった染付 海老水草文を呉須の色から絵付まで見事に再現した長角皿になります。 (最後の写真が古伊万里の本物である海老水草文と柴田夫妻コレクションの海老水草文です。今の現代にこれを描ける職人は事実、貴祥窯のみです。まずいません、それほど見事です。) 転写は一切使用しない、全てが手描きによる染付の技法、大きな筆に適量の呉須だけを染み込ませ、海老や水草を描く筆運び、甲羅の濃淡の使い方、線の太い細いを使いこなし迷いないデザインと良い構図です。下書きは一切しておらず、全てが本番勝負です。素晴らしいです。 天然呉須でもない合成コバルトでこの時期の呉須を再現できてしまうのかと驚きました。 また海老の触覚を胴部にまで行き渡らせる凝った絵付も素晴らしいものです。 実際に銘がなければ古伊万里と間違えてしまうほどの技術です。柴田夫妻コレクションで有名な柴田夫妻が実際に見られた時唸ったほどの作品です。 初期伊万里や古伊万里も新品だった頃は、このような感じだったのでしょう。 正直、色々な焼き物をみてきましたが、圧倒的です。現代にこれほど見事な絵付が出来る人はそうそういないでしょう。 現在2代目が初代貴祥と協力して、引き継いで制作していますが、こちらは初代作となります。 定価30000円程です。 サイズは写真の通りです。 よろしくお願い致します。 素材···陶磁器/焼物 ブランド···伊万里焼・有田焼 形···丸皿 アイテム 種類···小鉢 素材···陶磁器/焼物 ブランド···伊万里焼・有田焼 形···丸皿 アイテム 種類···小鉢