日本産の水晶が使われた、アンティークのカフリンクスです。 当時の箱付きです。 当時、日本の水晶の品質と加工技術は世界的に見ても高く、美しい水晶が精密にカッティングされている様子が接写しても確認できます。 資源の少ない日本で外貨を得るための重要な特産品の一つでした。 水晶は無色～シトリンのカラーで、片方に小さなインクルージョンが入っています。（焦点を当てて接写したので目立って見えますが、肉眼だと相当よく見ないとわからない程度です） 裏の木目がくっきりと透けて見えるほどきれいな水晶です。 覆輪や金具、鎖は現在とは異なり手作業で加工されている部分が多く、特に鎖の形状は現在では使用されていないものが使われています。 表だけでなく、裏側でも楽しませてくれる素敵な一品です。 尾錠の部分は当時流行していたアールデコの様式が採用されており、「流線形」のデザインが楽しめます。 サイズ… およそ1.8cm×1.4cm 状態…100年近い経年により、メッキが変色している箇所が一部みられますが、使用に問題のあるようなダメージはありません。