1955年昭和光学製のLeotaxK型(赤文字）／キャノン50㎜F2.8ゼブラ仕様純正メタルキャップ付の出品です。 K型はF型からセルフタイマーと1／1000秒を省略した廉価版です。しかし、ダイキャスト製のフレームは堅牢で作りも良く使い易いカメラです。 「カメラの状態」 カメラ本体は分解清掃後に各部点検調整しました。ファインダーの二重像もクリアでフォーカス合わせは問題ありません。 レンズも光学系と絞り羽を分解清掃しましたので絞り羽油滲みは有りません。取り切れないキズやチリと若干のクモリが残りました。 雨天や逆光の条件下ではコントラストの低下がはっきりと現れやすいレンズですが、順光やフラットな光源下では線のしっかりした描写となります。鏡胴にはキズや小アタリがあります。 このカメラも数年に渡り現役で使用して来た実績の有る実用機です。 フイルムを入れれば即実撮影可能な現状販売品になります。 「注意点」 ・フイルムの装填はバルナックライカの装填方法に準拠します。 ・フイルム装填で巻き上げが重くなります。ゴリゴリ感は無いので無理な巻き上げは避けた方が無難です。 ・シャッタダイアルのセットは、巻き上げ後に一段毎にセットしてください。飛ばしてセットすると故障の原因になります。 ・レンズの装着は繰り出してからマウントねじ部にハメると楽に入っていきます。 ・A-Rレバーの切り替え忘れに「注意してください。 ・ボディー前面右側に有るレバーはセルフタイマーに見えますが、フラッシュのF・Xシンクロ切り替えレバーです。（フラッシュ発光確認済み） ・国産バルナックライカ型のカメラには、いわゆる「お決まり」が沢山あります。youtubなどで操作確認後に実撮影に臨んでください。 無理は禁物です。 「作例写真」 磐越西線C57180牽引旅客ばんえつ物語号 60キロポスト、平瀬のカーブ(鹿瀬→日出谷)、荻野駅手前(尾登→荻野)、一ノ戸川橋梁（喜多方市山都町の一ノ戸川橋梁は、貴重な鉄道遺産の1908年アメリカン・ブリッジ製ボルチモアトラス橋） 本機は実用機でコレクター向けの美品ではございません。僭越ながら細部にこだわる方は専門店での購入をおススメします。 撮影を含め保証はございません。プロフィールを確認くださいますようお願いいたします。